若手作家を招聘し古民家や空き地など下町ならではの場所で展示する

作品を通じて地域住民やアーティスト、来場者の鑑賞や対話を生み出しながら、自我と他我の境界線を探ります。
駒ヶ林エリアのコミュニティスペースや路地、オルタナティブスペースなど公共性が高い場所を会場とし、作品を置いた空間は展覧会期間中、様々な人々の思想や思考が交わる「ボーダーライン(境界線)」となります。
その境界線上での対話(制作プロセスの共有や交流)から作品への多様な理解があるのと同様に、社会で起きる事象に対しても多様な考え方があることを顕在化することを試みるプロジェクトです。

<会場>
六間道総合インフォメーション:神戸市長田区二葉町5丁目1-1
駒ヶ林町1丁目南部長屋:神戸市長田区駒ヶ林町1丁目7-11
角野邸:神戸市長田区駒ヶ林町2丁目4-1
駒ヶ林町2丁目北部路地:神戸市長田区駒ヶ林町2丁目14
二葉じぞう広場:神戸市長田区駒ヶ林町2丁目5-15
どうのちょう広場:神戸市長田区駒ケ林町5丁目9-11
うみべのなかよし広場:神戸市長田区駒ヶ林町2丁目4-2
Atelier KOMA:神戸市長田区駒ヶ林町2丁目2-3
駒ヶ林会館:神戸市長田区南駒栄町1-75
駒林神社鳥居前:神戸市長田区駒ケ林町3丁目1
参加アーティスト
野原万里絵/村上文子/小倉和/
安達大悟/河地貢士/下町すちゃらか喜劇団






<各イベント参加方法>
①参加したいプログラム名②代表者名③参加人数④代表者電話番号を、お問い合わせ先のメールもしくはお電話でお申し込みください。
■お問い合わせ
新長田アートコモンズ実行委員会
神戸市長田区久保町6-1-1
アスタくにづか4番館4階
NPO法人DANCE BOX内
TEL:078-647-7430
ディレクター:小國陽佑
1984年8月25日 兵庫県豊岡市生まれ 長田区在住。大学生時代には油絵を専攻。同時期から、アートを通じて様々な人同士を繋げる・コミュニケーションをするきっかけづくり「アートワークショップ」の企画に携わる。NPO法人芸法として新長田に拠点を構え、若手アーティストの活動支援をおこなう。
所属:NPO法人芸法、NPO法人関西KIDSコミュニティ協会(理事)

主催|新長田アートコモンズ実行委員会、NPO法人芸法
助成|平成29年度神戸市まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成
協力|駒ヶ林まちづくり協議会、福祉事業型専攻科エコールKOBE、砂川商店、
特定非営利活動法人100年福祉会 片山工房、株式会社松意匠店、
地域住民の皆さん 他

ARTIST-Dialogue On The Borderline

Marie Nohara
野原万里絵
1987年大阪府生まれ。2011年京都市立芸術大学美術学部美術科 油画専攻卒業。2012年Royal College of Art(London)交換留学。2013年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。制作期間前に数回のリサーチを行い、まちに点在する形象をモチーフに立体作品を制作し展示。
展示:「海と絵と旅と山。」
展示会場
駒ヶ林町1丁目南部長屋 : 神戸市長田区駒ヶ林町1丁目7-11
イベント
「形に纏わる物語~アーティストと巡る、新長田まち歩き~」
本祭で出展している野原万里絵の作品モチーフを巡る対話型のまち歩き。
ガイド員:和田幹司(神戸ビジョン委員長)、角野史和(建築士・下町芸術大学ディレクター)
日時:11月23日(木・祝)12時30分~15時00分
集合場所:六間道総合インフォメーション
定員:20名
参加費:500円(当日六間道総合インフォメーションにてお支払いください)
※小雨決行・荒天中止
Ayako Murakami
村上文子
1988年生まれ。神戸市在住。2012年 京都市立芸術大学美術学部美術科油画専攻絵画2卒業。
画家である村上文子が1ヶ月間展示場所に滞在し作品を制作。その後展示企画の中心的存在の不在を補うかのように、地元住民数名と展示アドバイザーがコミュニケーションを図りながら作品及び作家に関して思索し、展示空間を構成。そこから垣間見える自我と他我の境界(或いは自我の内にある境界)を探る。

展示:「村上文子の肖像」
展示会場
角野邸:神戸市長田区駒ヶ林町2丁目4-1
展示企画:和田幹司、永田智子、吸原七海(地元住民の方々)
展示アドバイザー:川本尚美、久保遥(特定非営利活動法人100年福祉会 片山工房)
イベント
「村上文子の肖像 ~トークイベント~」
日時:11月11日(土)16時〜18時
会場:角野邸|定員:20名|参加費:無料
<第1部>対話を通じた鑑賞
登壇者:川本尚美、久保遥(特定非営利活動法人100年福祉会 片山工房)
永田智子、吸原七海(展示企画・地元住民の方々)
<第2部>新長田「今と昔」
登壇:大谷燠(NPO法人DANCE BOX)、新川修平(特定非営利活動法人100年福祉会 片山工房)
Nagomu Ogura
小倉和
「文化のリノベーション」をテーマに、文化的価値のある媒体をアパレル・デザイン・アートなど様々な分野で発信を続ける染色アーティスト。日本の伝統技法「蝋染め」を用いたテキスタイルデザインや製造、ミュージシャンの衣装デザイン制作などをおこなう。

Daigo Adachi
安達大悟
1985年9月愛知県生まれ。2012年3月 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科工芸専攻修士課程修了。日本テキスタイルデザイン協会会員。アート作品の制作に留まらず、染色技術を応用したプロダクトデザインやプロモーション制作、藍染のワークショップなどもおこなう。

展示:「assembly」
小倉和、安達大悟の2人によるプログラム「assembly」
本祭では、他地区への転居などの様々な理由により残された衣服と、地域に住む人々に使用されなくなった服とを混交(パッチワーク)し・脱色・染色・脱色・・・の工程を連続することで、日常と非日常の境をクロスオーヴァーする。その地に厳然と、しかし常に行き交い、動き続けている生と死や日常と非日常を可視化する展示を試みる。
展示会場
駒ヶ林町2丁目北部路地:神戸市長田区駒ヶ林町2丁目14
協力:地元住民の方々
イベント
「接続 ~クロストーク~」
作品素材である衣服の提供者と、衣服をつなぎ合わせるパッチワークのワークショップ参加者と、パッチワークを染色したアーティスト安達大悟と小倉和によるトークイベント。
日時:11月19日(日)15時~17時
集合場所:六間道総合インフォメーション
集合時間:14時50分|定員:10名|参加費:無料
Koshi Kawachi
河地貢士
現代美術作家。岐阜県多治見市生まれ。名古屋芸術大学美術学部デザイン科造形実験コース卒業。 インスタレーション、絵画、彫刻、写真、映像、ワークショップ等の様々な手法で、身近な物事から別の物語を紡ぎ出し、現代社会に対する寓意を込めた制作を実践する。本祭では長田特有の地域コミュニティスペース(まちなか防災空地)3箇所を展示会場とし、鑑賞者が作品の共同制作者となる関係性や、場所の移動を重視した作品を発表する。

展示:「問答ニャ」
展示会場
二葉じぞう広場:神戸市長田区駒ヶ林町2丁目5-15
どうのちょう広場:神戸市長田区駒ケ林町5丁目9-11
うみべのなかよし広場:神戸市長田区駒ヶ林町2丁目4-2
イベント
「避難所キャンプ~生まれ変わるなら何になりたいですか?明日死ぬとしたら何が食べたいですか?~」
1部は、「生まれ変わりたいもの」のオブジェ制作と展示のワークショップ。
2部は、「死ぬ前に食べたいもの」を皆でシェアして食べる(飲食物は参加者が各自持参)。
日時:11月2日⑴13時~15時|⑵16時~18時(どちらかのみの参加も可能)
※雨天の場合は、駒ヶ林会館にて実施
集合場所:どうのちょう広場
対象年齢:小学生以上(小学生以下は保護者同伴)
定員:30名|参加費:無料
※出来上がった作品は、期間中作品として展示されますので、お持ち帰り出来ません。
下町すちゃらか喜劇団
福祉事業型専攻科エコールKOBE学生、脚本家・砂川一茂、芸術家・中元俊介で構成される喜劇団。血縁関係の無い他者同士が仮想家族を演じる即興的演劇ワークショップ。また、その演劇の舞台を学生の共同により仮想家族の「家」に創作。公開制作をおこない、舞台装飾は展示箇所として開催中に鑑賞可能。

展示会場
Atelier KOMA:神戸市長田区駒ヶ林町2丁目2-3
創作と出演:福祉事業型専攻科エコールKOBE学生
脚本と出演:砂川一茂
舞台監督と出演:中元俊介
協力:福祉事業型専攻科エコールKOBE
イベント
「下町すちゃらか新喜劇 ~えらいこっちゃ!おばあちゃんはいずこへ?~」
過去にエコール新喜劇として数回行われてきた演劇ワークショップをベースに、まちを舞台に様々な場所で展開。演劇自体も観客を交えた即興性の強いアドリブ対話で構成し、演劇によって鑑賞者と演者の交流を非日常的手法によって行う。
日程:11月10日、17日、19日(3日間開催)
時間:15時~16時
集合場所:駒林神社鳥居前
定員:20名程度 |参加費:無料
※このプログラムに関しては、事前予約不要になります。直接集合場所にお越しください。
※19日は公演後にトークイベントをAtelier KOMAにておこないます。
※小雨決行・荒天中止